


細菌には善玉菌と悪玉菌がいて、善玉菌の活動により、本来の健康的な体を維持してきました。しかし、ペニシリンが発見されて依頼、病気は抗生物質で治す治療医学が確立、医学はめざましい進歩を続けています。しかし、その裏で、実は新たな問題が浮上してきたのです。抗生物質は病原菌と一緒に善玉菌までも死滅させ、新たな病気の原因をつくることがわかってきたのです。
この問題を解決すべく、世界中の医学関係者が研究に取り組んでいるのが「プロバイオティクス」。体に役立つ細菌を腸内に取り込み、善玉菌の力で病気を未然に防ぐ予防医学です。
大腸ガンが急増しています。その数はここ25年で約8倍です。近い将来は大腸ガンがガン発生率のトップになるといわれています。腸の健康が叫ばれているのはそういった理由から。大腸ガンをはじめ生活習慣病の原因のひとつに「腸内細菌のバランス」が考えられています。
腸は食べ物の消化・吸収・排泄が主な働きと信じられていましたが、それだけではありません。腸は免疫力にかかわるとても重要な臓器です。腸内には約300種100兆個の細菌が生息していて腸内フローラ(腸内細菌叢)を構成しています。この細菌には善玉菌と悪玉菌があり、善玉菌は栄養の吸収、脂質の代謝、ホルモンやビタミンの合成、悪玉菌の活動抑制などに働きます。腸内の善玉菌が優勢な状態であれば、腸は健康であるといえます。しかし善玉菌は毎日排出されますし、加齢と共に減る一方。年をとるほど腸内は悪玉菌が優勢な状態へと傾きがちです。
加齢と共に善玉菌が少なくなり悪玉菌が腸内を支配。栄養の吸収が悪く、老化を早めると言われています。
プロバイオティクスとは「腸内フローラに作用し、そのバランスを改善することにより、生態に有益をもたらす生きた微生物および微生物代謝物を含む製品」と定義されています。
つまり、自然界にあるもので、善玉菌のパワーを生かし、本来人間が持つ免疫力を高めるということです。
腸の粘膜周辺ではリンパ節が発達し、免疫細胞のB細胞やマクロファージが集まっています。乳酸菌は腸内の善玉菌に作用し免疫系を刺激、免疫力が向上します。もちろん便秘の解消にもなります。
プロバイオティクスの中で、最も注目を集めているのが「乳酸菌」。
その働きは様々、整腸作用だけに留まりません。種類によってはいろいろな効果を期待できることが明らかになってきました。しかし乳酸菌には数え切れないほどの種類があり、全てがプロバイオティクスとして利用されるわけではありません。厳しい条件をクリアした、選び抜かれた乳酸菌だけがプロバイオティクスとして活躍できるのです。
ナリネ菌は長寿の国といわれるアルメニア生まれ、科学アカデミー微生物研究所で発見されました。ナリネ菌の特徴は生きて腸まで届くということ。ほとんどの乳酸菌が胃酸や胆汁酸に弱く、腸に届くまでに死滅してしまうのに対し、ナリネ菌が腸まで到達できるのは、新生児から発見されたから。もともと人間の体にあったものなので、胃酸や胆汁酸に強く、生きて腸まで届き、安心です。腸内での定着力や増殖力も強いのです。
胃と同じ酸性濃度の中で生存テストを行いました。ナリネ菌が胃酸に強いことがわかります。

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